内閣府と沖縄県の主宰で沖縄県の中堅経営者21人を塾生にした「沖縄次世代経営塾」が開講されて2年強になる。江口克彦PHP社長を塾長にして3カ月に 1回ほど開催されて、最後のまとめの段階に来ている。毎回、70代の名経営者と言われた方を内地、沖縄から江口塾長の人脈で依頼し、経験に裏打ちされた経営論を聞き、議論を行う。牛尾治郎氏、椎名武雄氏 鳥羽博道氏、堺屋太一氏ら、講師陣は豪華である。
筆者はアドバイザーとして参加しているが、豪華な講師陣もさることながら、筆者が最も楽しみにしているのは、沖縄の経営者たちの事業紹介である。
今年のはじめ、ちゅら企画販売の大城牧子さんの報告に大きく反応したのが江口塾長だった。ちゅら企画販売が取り扱っている、「センダン」という植物から抽出した飲料が健康に良いという評判を報告した。もちろん、医薬品ではないので効能はうたえないのだが、話の流れから、どうやらがんの改善効果を指摘する愛用者がいるというのである。組織的に科学的証拠を集めているわけではないので、あくまで経験者の感想だが、幾人かは、そうした報告をしているということだそうだ。
がぜん、江口塾長が反応し、講義が終わった後の懇親会でお金を渡して早速、注文した。親しい知人、2人ががんの診断を受けて療養中だというのである。「さっそく飲んでもらおう」と江口塾長がまず、乗り出したのである。3ヶ月後の次回の授業で、江口塾長が感嘆したように、「あの薬、効いているらしいぞ」と大声をあげた。2人とも病院のその後の検査で顕著な改善効果が見られたらしい。もちろん、他の療法も並行して受けているのだろうから、本当に「センダン」が効いたかどうかは慎重に検討する必要がある。
しかし、予防にもなるかもしれない、と勝手に考えて、筆者も、さっそく注文して飲用することにした。免疫を高める効果があるのかもしれない、と、飲用しているわけだが、こちらはがんの診断を受けたわけではないので、その改善効果は元々、証明するわけにはゆかないが、何となく、体調は良さそうに感じる。そう思って飲んでいるので、心理的な効果があるだけかもしれないが、当分、試してみようと思う。
早く、効果があるかないかの科学的証明がほしいところである。しかし、沖縄には、本当に健康食品がたくさんある。沖縄を訪問するたびに実感する。