未曾有の超巨大地震には言葉もない。被災された皆さんにお見舞い申し上げるとともに、不幸にして亡くなられた皆様の冥福をお祈り申し上げます。
地震の翌週、沖縄振興審議会で那覇に行った。前日、沖縄県庁の幹部と懇談したが、沖縄県庁では福島から疎開してきた3組の家族の話を聞いた。福島を捨てて移住する覚悟だという。仏教寺院の方で3組とも引き受けてくれることになった。なぜ、他の地域ではなく沖縄なのか? この質問への回答は明快だった。「原発がないから」である。沖縄は原発がないことが魅力になったのか。従来は、原発がないことが電力料金の高い原因としてデメリットとして指摘されていたのだが、状況は変わった。
もう一つ、地震に関わる話を聞いた。東北地方のコールセンター運営企業からの要請だそうだ。震災で、コールセンターが機能しなくなったので、沖縄で代行できないか、という要請である。木曜日の段階で4,5社から来ているそうだ。今は東北地区だが、関東地区全体で、計画停電のために通勤の足を奪われて人員が確保できないというのである。沖縄に進出している外為ドットコムでは東京と沖縄のダブルオフィスにして、双方で業務をシェアしているが、こうした業務シェアの仕組みを作ることが今後、必要ではないか。
沖縄には大きな地震はない、という認識がある。これは歴史的にはなかった、ということにすぎない。1000年に一度の地震はないとも限らない。しかし、沖縄の場合には、東京から1500キロ、大阪からでも1000キロと、大都市圏と遠く離れているため、同時被災がない、というのが特色である。新潟や福岡で大地震があるたびに、沖縄はディザスターリカバリー(DR)の拠点として注目されてきた。今回も、再びDRのアングルから沖縄が注目されることになりそうだ。