日本の動脈に商機あり~民営化2年…サービスエリアの攻防
2008年02月03日
商法や関連法規が「会社法」の整理された際に、「会社はだれのものか」が日本社会に合わせて定義された。会社は「株主のもの」というのが米国流の資本主義の極みのようだが、日本社会では大きく異なって、従業員のもの、取引先のもの、消費者・ユーザー(お客様)のもの、事業所周辺の住民のもの、社会のもの(順法・モラル)、もちろん経営者のもの、株主のものでもあるなど、「関係者すべてのもの」という観点から会社法は記述されているように思われる。「株主のもの」という単純明快な定義に比べれば少しあいまいに見えるが、これが日本人の会社観を正直に反映したものだろう。ここで「会社」は公益法人でも、行政組織でも同じである。