私事に言及して恐縮ですが、最近の筆者(理事長)の身辺変化について報告させてください。ホームページのプロフィール欄も修整してもらわなければ。
10年弱務めてきた「日経BP社編集委員」を6月末で退任しました。これからも日経BPのインタビューや企画記事の仕事を引き受けることを条件に「日経BP社」の冠を解いていただきました。日経BP社は7月1日、日経新聞社グループのもう一つの出版社、日経ホーム出版を吸収合併して新体制に移りました。日経新聞社主導のこの合併は当該両社の生え抜き編集記者の反発があって、有能な編集者、記者が、これを機会に他のメディアに移籍しました。彼らが新雑誌や新メディアを企画中です。その企画への協力を要請されていますが、「日経」の冠を持っている立場では、協力をためらうところがありました。退任を認められたことで、制約を解くことができました。
新雑誌、新メディアで、幅広く活動するつもりでいます。
もう一つの変化は、7月18日、沖縄産業進展のプロモーション役として、「美(ちゅ)ら島沖縄大使」を仲井眞沖縄県知事より拝命したことです。
元来、母方のルーツは沖縄にあって、子供のころから沖縄出身の親族や知人の間に暮らしてきた筆者としては、年をとるにつれて沖縄のために何かをしなければ、という思いが強かったのですが、今度は、沖縄県から「沖縄IT産業のために活動しなさい」と指示を受けたわけで、迷いなく、活動のターゲットに向かうことができるようになりました。幸い、首都圏ソフトウェア協同組合も「首都圏」の名前にもかかわらず、沖縄在住の組合員もいます。首都圏組合の理事長として、また、沖縄の宣伝マンとして、一段と活動を強めてゆきたいと思います。
といっても、全国的な活動が必要なJASPAの立場も重要なので、バランスが要求されますが。また、学術的な研究意識が必要な国際大学(グローコム)教授の仕事も、いましばらくは、ありますので、身体も頭脳も支離滅裂になりそうです。しかし、今まで支離滅裂な状況を乗り切ってきた経験もありますか
ら、そう心配はしていません。昨年末から、「60の棒習い」でゴルフを始めて(一緒に回る皆さんにご迷惑をおかけしていますが)、すこぶる体調が良くなったので、支離滅裂を乗り切るには心配していません。
原油高騰、穀物価格高騰、国内物価の急上昇と景気の急ブレーキを懸念させる経済現象が澎湃として湧き起こっていますが、皆さんと知恵と力を合わせて事態の打開策を見出してゆきたいと思います。よろしくお願いいたします。