「環境」の年に、仲間の明るいニュース

「環境」の年に、仲間の明るいニュース

 猪澤也寸志(いざわ・やすし)さん、と言えば、メッサの皆さんにはおなじみの方も多いだろう。宮古島で「エコガイドカフェ」というダイビングショップを経営するとともに、サンゴ礁を守るためのダイビングのあり方を提案している。素晴らしい自然環境の中で精神を癒されながら、ソフトウェア開発業務を行う、というワーク・ライフ・バランスの方法も真剣に模索している。

 その猪澤さんから、年末にうれしいメールが届いた。「念願の第五回環境省エコツーリズム大賞・特別賞を受賞致しました」--環境省が主催するアワードで、猪澤さんの活動が認められたのである。その発表は下記にある。

 http://www.ecotourism.gr.jp/event/award/ (*一番下です)

 表彰式は埼玉で、1月14日に行われるという。ちょうど、JASPAの新年賀詞交歓会が18時からグランドプリンス新高輪で開かれている。懇親会には猪澤さんも間に合うかもしれない。ぜひ、お祝いをしたいものである。

 2010年は、日本社会、日本企業、日本の家庭生活にも、どうやってエコを浸透させるか。本格的に取り組むスタートの年である。情報サービス産業界もこれまでに蓄積したさまざまなノウハウや技術を土台に、低酸素社会を推し進める社会革命をリードしなければならない。そこにニーズがあるか、ではなく、ニーズを創造してゆかなければ、人類社会の存続さえ危うくなる。また、これをきっかけに日本のソフトウェア産業界の再生に期待したい。クラウド、SaaSというのはソフトウェアのデリバリーの手法の問題である。優れたソフトウェアが要求されるのは、従来以上である。価値のある業務へと、人的資源を振り向けて、デリバリーは新しい仕組みに任せる。

 猪澤さんの受賞の知らせを聞いて、新しい年の方向もはっきり見えてきた気がする。

これまでの掲載

中島情報文化研究所 > 執筆記録 > METSAメールマガジン 時流跳流 > 「環境」の年に、仲間の明るいニュース