明けましておめでとうございます。2011年は苦難多い年でしたが、クラウド、スマホ、アンドロイドなど、ITソフトウェア産業には事業拡大の機会を提供してくれる大きな動きもありました。これは新年度にも引き継がれ、組合メンバー企業にもこのビジネス機会に事業を広げる工夫をお願いしたいところです。
もう一つ、組合メンバーに注目していただきたいのは、JAPICO(日本個人情報管理協会=石井一二理事長)のスタートです。全国ソフトウェア協同組合連合会(JASPA)のメンバーも陳情に加わって、Pマークと同等品質で、認証手続き期間や経費が3割くらい小さい、新しい制度です。Pマークお取得経費が若干、高く、取得に二の足を踏んでいるような中小規模の企業でも少しハードルを下げて取得しやすくするものです。Pマークの更新時にも、中小規模の企業には負担が大きいのですが、その負担もPICOマークに切り換えることで、「経費を負担できずに継続を断念する」というような企業が利用できるのではないか、と考えています。
ただ、こうした制度も結局は「ヒト」が運用するので、企業や行政、学校、団体などの組織に、十分に個人情報管理の知識を持った「個人情報管理士」を養成する必要があります。PマークやPICOマークを保有した企業にもその人材が必要だし、PマークやPICOマークを取得していない企業には、さらに、マークを取得するまでの組織内の個人情報保護の意識向上の手始めに、高度な知識をもった人材の養成が緊急の課題です。
日本個人情報管理協会の新年、最初の活動は2月10日、17日に東京、大阪でそれぞれ開催する「上級個人情報管理士」の試験の実施。多数の人に関心をもってもらい、トラブルが多発している個人情報保護の対策を講じる大きなステップにしてもらいたい。それがITソフトウェア産業の経営の品質を向上させる一歩だ。
新年を迎えるにあたって、こんな抱負をもっている。